離婚して夫婦でなくなっても、永遠に子どもの親であることに変わりはない。
「もう愛し合ってもいないし、親友でもなく、お互いイヤになる時もあるけど、かわいくて賢く、思いやりがあり愉快な息子のために、永遠に結ばれています」と、離婚カップルが毎年続ける「家族の肖像」がFacebookで共感を呼んでいる。
まず息子の人生を優先
ビクトリアさんとアダムさんは、息子のブルース君が2歳になった直後に離婚。それぞれ遠く離れた州で暮らすこととなったが、1年ないし1年半に1度は、息子と共に家族の肖像を撮影するために集い合う努力を続けている。
「アダムと私は完璧な両親ではありませんが、離婚の際に、まず息子の人生を優先させ、私たちのそれぞれが彼の人生にもたらす豊かさを大切にしよう、と決めました。息子の前でケンカしたりせず、一緒に質の高い時間と思い出を共有する資格があるのです」
「愛は冷めても決して崩壊しない関係」
「だから、私たちは家族の肖像を撮り続け、ちゃんと印刷して額に入れた写真が、息子の部屋を飾っています。同じ屋根の下で暮らしていなくても、尊重や優しさ、思いやり、忍耐、また両親が示す犠牲の精神さえ理解しながら成長していける。愛は冷めても、決して崩壊しない関係は可能なんだ、ということがわかるでしょう」
彼らの素敵な家族の肖像は、ブルース君の部屋を飾るにとどまらず、共有されたFacebookでも1200人以上がシェア、13000人の「いいね」と共に、「幼いうちに学ぶべきこと。すごい!」「息子さんのための無私の行いが素晴らしい!」と、共感のコメントが続いている。