世界中を沸かせたリオ五輪が終わり、アスリートの華麗な技の余韻に浸る人も多いだろう。
そのアスリートの技にも引けを取らない、「ジャグリング」世界チャンピオンに輝いた日本人の技が、世界で評判を呼んでいる。
社会人兼ディアボロ(中国コマ)の選手
ジャグリングとは、Wikipediaによれば、「複数の物を空中に投げたり取ったりを繰り返し、常に1つ以上の物が浮いている状態を維持し続ける技術」。
大道芸や曲芸にとどまらず、スポーツとして世界中に愛好家が増え、国際大会も開催されている。
7月末に米国・テキサスで開催されたIJA2016ステージジャグリング世界選手権大会で優勝したのが、「社会人しながらディアボロ(中国コマ)の選手」、亀井大輝さんだ。
世界選手権大会の決勝戦は、1947年に設立された国際ジャグリング協会が毎年開催する、歴史ある国際フェスティバルの枠内で行われる。
「売れるエンターテイメント」としてのジャグリング
世界選手権の目的は、トップレベルのジャグリングのパフォーマンスを顕彰し、「売れるエンターテイメント」として幅広くオーディエンスにアピールすること。
個人、団体、ジュニア(18歳以下)の3部門でコンペティションが行われ、個人部門で優勝した亀井さんは、金メダルとトロフィー、賞金1万ドルを獲得した。
日本人選手の優勝で、日本でもジャグリング人気が高まるかもしれない。